【原神】プレイ感想～根本的なゲームデザインに欠点がある！！！

PS4版で原神をプレイした感想を述べていきますが、根本的にＰＣ版、スマホ版でも同じ状態だと思う。

先ず、大前提として原神はクエスト等をクリアすることにより、冒険経験値が入り、一定の冒険ランクになることで、プレイキャラのレベルが上げられるようになるが、敵も同時に強くなると言う事がある。

１．好きなキャラのレベルが上げられない。

上記の仕様自体は問題なかったかもしれないが、プレイキャラのレベルを上げるには敵をいくら倒してもほとんど上がらず、特定のアイテムが必要であり、これは、クエストをクリアしたり、宝箱を開けることによって手に入るが、クエスト数や宝箱数が有限である以上、レベルを上げられるキャラを絞る必要がある。

これがガチャによるキャラ排出と非常に相性が悪い。後からガチャで気に入ったキャラを手に入れても、経験値アイテムが不足して、レベルを上げることが出来ず、当然使ってやれない。これではガチャを回す気になれない。例えば、主人公のレベルが上がれば、それに合わせて他のキャラのレベルも自動的に上がるようになっていたら良かったのではないか。

２．キャラや武器のレベル上げに制限がある

キャラや武器を特定のレベル上げるを上げる際にダンジョンをクリアしたり、敵を倒した際に手に入るアイテムが一定数必要になるが、これは冒険ランクが上がりやすい仕様と相性が悪い。レベル突破アイテムを集めきる前に敵が強くなってしまい、アイテムを集めづらくなり、敵のレベル上昇についていけなくなり、場合によっては詰んでしまう。やり込み要素として実装したのかも知れないが、私もこれが原因で原神のプレイを止めることにした。

３．だんだんオープンワールドの世界を楽しめなくなる。

元々、原神はオープンワールド世界を探索し、いろいろなギミックを解除して、宝箱を見つけたり、元素という要素を取り入れることにより、考えて戦わなくてはいけないという面白さがコンセプトだと思っていた。しかし、二つ目の国に入ってからは、宝箱はほとんど敵が護っており、敵を倒さない限り、ギミックが解除されないことが多くなっていった。本来探索を楽しむはずが、敵と戦うことを強いられてしまうようになった。特に（これはユーチューブの動画を見ての感想だが）Ver1.1で追加されたメインストーリーの一章三幕のラスト付近は元素を工夫して戦うわけではなく、キャラや武器のレベルをしっかり上げて、瞬間的な火力を出せなければとてもじゃないがクリア出来ない仕様になっているように思えた。開発側も最初のフィールドを作る際はそれなりに時間があったので、細かく作れたのかも知れないが、アップデートでは時間が無くて、安易な方向に流されてしまったように思う。

原神は（中国メーカーでは厳しかったのかも知れないが）、フルプライスで販売し、最初から全てのフィールドが作られていた状態だったら、神ゲーになれた要素は十分にあった。基本無料のガチャゲーにしたことによる悪い点が現れてしまったことが残念でならない。