ドラゴンズドグマオンラインがサービス終了した理由とは?
カプコンは2019年12月5日20時59分でドラゴンズドグマオンラインをサービス終了させた。そこでその理由を考察してみた。
先ず、カプコンの戦略的な意味では、モンスターハンターワールド等がヒットしたことによる、経営資源を集約させる方針であることには間違いないだろうが、長年続いたモンスターハンターフロンティアと違い、当初の予定より早くサービス終了になったことにはそれなりの理由があるはずだ。
1.CSなのにソシャゲのようなガチャ
基本無料のサービスである以上、課金要素が必要なのは分かるが、課金しても自分が欲しい物が手に入らない。
課金武器にしろ、課金防具にしろ、ガチャ要素が入っていてボックスガチャでいくらガチャを回しても確定でほしいものが手に入らない。挙げ句の果てには、着飾りまでガチャ。まるでソシャゲのようだ。これで課金したくなくなるのは当然だ。
課金要素は、あくまで、ゲームの便利さや時間短縮、楽しむために使うのなら良いが、CSでソシャゲのようなガチャではストレスが溜まるばかり。
2.コミュニケーション機能の不足
ゲーム内のコミュニケーション手段と言えば、簡易なメールのみでそれ以外の他プレイヤーとのコミニュケーション手段がない。オンラインゲームでコミニュケーション手段が不足しているのは致命的だ。
以前、PS3でプレイしていた白騎士物語は、各キャラ毎に日誌機能が付いており、また、掲示板機能もあってプレイヤー同士のコミニュケーションが取れたのが大きかったと思う。
3.やることがレベル上げのみ
バージョンアップのたびに、レベルキャップが開放され、そのたびにレベルを上げる必要があった。しかも、自分が好きなジョブだけではなく、攻略に必要なアピリティをとるために、やりたくもないジョブで特定の敵を一定数倒す必要があった。徐々に緩和されたといえ、これが敬遠された理由なのではないか。
初期のゆさぶりシステムが不評だったとはいえ、後に改善され、アクション面は非常に素晴らしいゲームだったのに、ゲームデザインと運営の方針が不味かったのが大きな原因だった。
PS5で是非ともオフラインのドラゴンズドグマ2を出してほしいものだ。